小児歯科
フッ素の効果
- 歯質の強化され、酸に対して強い歯に
- 歯の再石灰化の促進
- 虫歯の原因となる酸の生成を抑制
フッ素は、乳歯や生えたばかりの永久歯の虫歯予防に効果があります。
乳歯や生えたばかりの永久歯のエナメル質は、構造が不安定で整っていないために、むし歯菌の産生する酸に対して弱く、むし歯になりやすいのです。
フッ素を塗布することで、酸に強い構造にすることができます。乳臼歯(乳歯の奥歯)が生えてきたころ(1歳半ころ)から、第2大臼歯(12歳臼歯)が生えてしばらくの間(14~15歳くらいまで)は、フッ素塗布を行うことをおすすめします。
3歳の女の子です。
器械で全部の歯をクリーニングして、フッ素を塗っています。
はじめての歯医者でちょっぴり緊張していましたが、すぐに慣れてきてとても上手にできました。
フッ素の味をとても気に入ったみたいです。
歯の外傷
お子様が転んだりした際に、歯をぶつけたり、歯肉から出血をしたり、唇を怪我することなどがあります。
歯の動揺や脱臼を起こしていることもあり、乳歯でも早めの処置が重要になる場合もあります。
万一そのようなことが起きてしまった場合には、できるだけ早く受診して頂きますようお願いいたします。
乳歯の虫歯について
乳歯は大人の永久歯に比べ、歯の質がやわらかいのが特徴です。そのため、乳歯の虫歯は症状がほとんどない状態で急速に進行します。見た目ではわかりにくい奥歯の溝の部分や歯と歯の間からの虫歯が症状のないまま進行することがあります。また、虫歯になるとお口の中のむし歯菌の数が増えてしまいます。そうしますと、他の歯も虫歯になりやすく、乳歯だけでなく、生えたての永久歯もむし歯になりやすくなってしまいます。
お子さまの歯の虫歯予防をする理由とは?
- 乳歯に虫歯がないと永久歯が虫歯になる可能性が少なくなります。
- 乳歯を虫歯にしないことで、永久歯の歯並びが悪くなる可能性を少なくすることができます。
- 虫歯予防の一つにある規則正しい食生活は、お子さまの成長発育にとっても重要なことです。
- 虫歯予防での通院は、「痛い・怖い」ということはありません。歯のクリーニングは気持ちいいくらいです。歯科医院=「痛い・怖い」という体験にならないことで、歯科医院への通院に抵抗を感じることが少なく、将来的にも歯科医師と良い関係を築けることが期待できます。
- 虫歯予防の習慣を身につけておくことで、将来的な虫歯予防のみならず、歯周病予防も期待できます。
必要に応じてラバーダムを使って、安全、かつ精度の高い治療を行います。
治療中に舌が動くと器具などに触れて怪我をする恐れがありとても危険です。
お口の中の怪我や、器具・薬剤の誤飲、治療している部位の唾液による汚染を防ぐために、ラバー(ゴム製シート)でお口を覆い、金属の器具で歯に固定します。
治療する歯、ないし前後の歯をラバーより外側に出します。
また唾液による汚染を防ぐことで、治療の精度は高くなり、詰め物など予後の良い治療が可能になります。左記写真がラバーダムを行ったところの写真です。
コンポジットレジン(保険診療対応のプラスチック)をつめました。
奥歯(乳臼歯)の歯と歯の間にむし歯があったので、2本むし歯の治療をしました。どこを治療したか分かりますか?
当クリニックでは、できるだけ銀歯にしないように治療をしています。
最初は、治療を嫌がっていましたが、頑張って上手にできました。がんばったね!
シーラント
奥歯の咬む面には溝があり、むし歯が出来やすいところです。
ここにフッ素が放出されるシールをしてむし歯を予防する方法があります。
これがシーラントです。
シーラントは歯を削らずに処置をします。
一般的に、生えてすぐの歯や、その後数年は虫歯になりやすく、特にこどもの第1大臼歯(6歳頃に生えてくるので6歳臼歯ともいいます。)はむし歯になりやすい歯です。また、第1大臼歯は生きていく上でも非常に大切な歯です。そのため、こどもの第1大臼歯に行うことが多い予防処置です。また、乳臼歯(乳歯の奥歯)に行うこともあります。ただし、はがれることもありますので、定期健診(メンテナンス)を行なう必要があります。
シーラントを行ったからといって、必ずしもむし歯が出来なくなるというものではありません。むし歯は咬む面の溝以外にも、歯と歯の間や、平らな面にもできます。むし歯を予防するには適切に歯ブラシをすること、フッ素を使用すること、定期健診(メンテナンス)を受けてシーラントの状態をチェックすること、そしてなによりも「むし歯のリスクコントロールをすること」が大切です。
お子さまの歯は大丈夫?
1つでも当てはまる方は健診をおすすめいたします。
- 間食をよくする。(だらだら食いをする。)
- 歯を磨かず寝てしまう
- 糸ようじやデンタルフロスがひっかかる
- 歯の一部分が白く(白濁)なっている
- 歯の溝や表面、歯と歯の間が茶色もしくは黒くなっている
- 歯に穴があいている
- 歯ぐきが腫れる(膿む)ことがある
たくさんのお友達もがんばっていますよ!
欧米のように、小さいころから歯医者さんで予防する習慣をつけていただくと、大切なお子様の歯を虫歯や歯周病から守ることができます。
さぁ、私たちと一緒に予防歯科を始めましょう!
4歳の男の子です。とても上手に治療できました。今は、むし歯ができないように予防歯科で通院しています。がんばって、一緒にむし歯ゼロの永久歯をめざそう!
6歳の男の子です。とても上手に治療できたね。
これから一緒にむし歯予防をしよう!
4歳の女の子です。
とても上手に治療できたよ。がんばったね!
5歳と9歳の姉妹です。
2人とも、歯のクリーニングをしてからフッ素塗布をしました。
終わってから笑顔でピース!
とても上手にできたね。
4歳の男の子です。
全部の歯を、クリーニングしてフッ素塗布をしました。
終わって、笑顔でピース!大好きな阿部さんと一緒に写真をとりました。
6歳の女の子です。
とても上手にラバーダムを使って治療とシーラントをしています。
これから、一緒に永久歯むし歯ゼロを目指します!
治療が終わって、笑顔でピース♪
私も一緒に写真にいれてもらいました。
3歳の男の子です。
先生が来る前から、ユニットの上で歯ブラシしています。
上手に歯ブラシしています。なんと!今日はPMTCの練習までできちゃいました!がんばったね!
終わってから2人で写真とりました。
帰り間際にキッズスペースのブロックで遊んでいます。
まだ帰りたくな~い と言っていました。
3歳の男の子です。
治療の練習でユニットの上でハブラシをしています。
上手に1人でユニットに座ってハブラシできるようになりました。えらかったね!
終わって笑顔♪
キッズスペースのブロックで遊んでいます。にっこり♪