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2008年12月2日 神奈川県港北区 6歳 女の子 | 6歳の長女のことで相談です。 4,5ヶ月前に、車で少しかかるところにある大きくて有名な歯科医院で(インプラント・一般歯科・小児歯科をやっている)3本の奥歯の虫歯治療をし、3本とも銀歯になりました。 その内一本の銀歯の斜め上辺りに(歯茎に)血豆が出来ていることが夕べ分かりました。仕上げ磨きをしていたら出血したので、分かったのですが、娘は痛くないようでした。 今朝見たら出血したせいか血豆自体は若干小さくなったような気がしますが、夕方再診に行って来ました。 担当の先生がお休みで別の先生に診てもらったところ「詰め物(銀)の中にばい菌が侵入して中で炎症を起こしているのかも…とりあえず5日分の抗生剤(ケフラール)を出すのでそれを飲んで炎症がどのくらい治まるかを見ながら治療をしよう」と言われました。 また、明後日の夕方に担当医に診てもらえるのですが、その時にレントゲンを撮ったりしてちゃんとした治療の方法が定まるかと思いますが、今日診ていただいた先生は「抜歯もありうる」と言っていたし、かぶせた銀をはずしての治療はとても痛いだろうことも予想できるしとても心配です。 こういったケース(虫歯治療で銀歯にした後、銀歯の中にばい菌が侵入して炎症を起こす…)は珍しくないのでしょうか??信頼していた歯医者ではあるのですが、ちょっと不安です。 |
こんにちは。あおばデンタルクリニック院長の鷲尾 英郎です。
お痛みはないとのことですが、お子様のことでさぞかしご心配のことと思います。 その後はいかがでしょうか。 銀歯の斜め上辺りに(歯茎に)血豆が出来ているとのことですね。 実際に拝見してみないとわかりませんが、歯の根の先が膿んでいる可能性が考えられます。 4,5ヶ月前に処置をされたとのことですので、通常はその程度の期間で詰め物のなかにばい菌が侵入することは少ないかと思います。 詰め物(銀歯)にするときに、歯の中の神経は残しているのでしょうか。 または、神経をとってから詰め物をしているのでしょうか。 むし歯が深く、歯の神経の近くまで削って処置した場合には、徐々に歯の神経が死んでしまい、根の先が膿んでしまうことがあります。 また、神経をとる処置をしても、根の中のばい菌を十分に除去できていないと、同様に膿んでしまうことがあります。 また、あってはならないことですが、むし歯を取り残してしまった状態で詰め物をした場合にも同様に膿んでしまうことがあります。 むし歯を取り残してしまった場合の原因としては麻酔をして処置していなかったり、う蝕検知液(むし歯を染め出すことができる液)を使わなかった場合などで起きる可能性があります。 またむし歯が深く、治療前から歯の中の神経が死んでしまっていた場合には、歯の根の治療をしてから詰め物をします。 ただし、歯の中の神経が死んでから長い時間が経っていると、根の状態が悪くなっていることがあり、治療しても抜歯になることもあります。 もし、歯の中の神経が死んでいる場合には詰め物をはずしたり、削ったとしても痛みはありません。 歯の神経が生きている場合には、当クリニックでは麻酔をして処置を行います。 そのため、お痛みを感じるのはほぼ抑えることができるかと思います。 セカンドオピニオンとして、他の先生に診て頂き、意見を求めてみるのもひとつの方法かと思います。 |
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