横浜市青葉区奈良の歯医者。土日も診療。

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PMTC・歯のクリーニング

PMTC・歯のクリーニング

治療前バイオフィルムが付着しています。

PMTC・歯のクリーニング後歯科医院専用の器具を使って歯面、歯間部、歯と歯肉の間、咬合面などをきれいにしました。

バイオフィルムをご存知ですか?

ちょっと聞きなれない言葉ですが、「バイオフィルム」は細菌の塊であるプラークの強固な集合体です。バイオフィルムを分かりやすくイメージすると、キッチンの流しやお風呂場の浴槽などに付着する”ヌルヌル”です。それは細菌が簡単に流されたくないということから、粘性のフィルム状の膜をつくって繁殖しやすい環境に成長したものです。バイオフィルムは歯面や歯と歯肉の間の歯周ポケットに付着するだけでなく、舌の表面(口臭の原因となる舌苔)や入れ歯にも付着し、むし歯や歯周病を引き起こします!

バイオフィルムは歯ブラシの届かない部位に付着

バイオフィルムが付着するのは、毎日のブラッシングでもきちんと磨けていない部分です。
バイオフィルムが歯面にあるエナメル質をとかしムシ歯を発生させます。上図の歯周ポケット内では歯肉の炎症を拡大させて、歯を支えている骨まで破壊され歯を失うことになります。

PMTC・歯のクリーニングの流れ

歯ブラシの届きにくい部分に付着したバイオフィルムを除去するには、どうしても歯科医院での定期的なクリーニング・PMTCが必要です。PMTCとは、Professionalプロフェッショナル専門家(歯科衛生士)により、Mechanicalメカニカル専用の器具を使用して、Toothトゥース歯を、Cleaningクリーニング清掃する、専門的な歯のクリーニング方法です。
下記はPMTCの一般的なステップです。
※これは一般的な手順で、患者さんの口の中の状態や症状によって、やり方が異なる場合もございます。

STEP1 口の状態のチェック歯の表面の染め出しを行い、ブラッシングの状態、バイオフィルムの付着をチェックします。きれいにブラッシングしているつもりでもバイオフィルムは付いています。

STEP2 歯石除去歯の表面や歯肉の中(歯根の表面)などに付着している歯石を除去します。

STEP3 洗浄人によっては歯周ポケット内のバイオフィルムを、歯科医院専用の器具を使って除去(破壊)する必要があります。

STEP4 清掃歯科医院専用の器具を使って歯面、歯間部、歯と歯肉の間、咬合面などをきれいにします。きれいになったでしょ!

STEP5 フッ化物の塗布フッ化物などを塗布し、歯質を強化します。

クリーニング・PMTCの効果
  1. ムシ歯の予防
    バイオフィルムを除去し再付着を防ぐのでムシ歯予防効果があります。そのため歯のエナメル質表面へのカルシウム補給を促し、再石灰化を促進します。
  2. 歯周病・歯肉炎の改善
    歯周ポケット1~3mmのバイオフィルムを除去するので歯肉の状態を改善し予防にもつながります。3mm以上深いポケットの場合は他の方法でバイオフィルムを除去します。
  3. 歯質の強化
    洗浄後にフッ化物入りのペーストやカルシウム補給剤を塗布することにより、歯の再石灰化をさらに促進します。
  4. 自然な美しさの回復
    歯についたヤニや色素も取り除けるので、患者さん本来の光沢のある歯面になります。(※歯を薬品で白くするホワイトニングとは異なります。)
  5. PMTCを行うことでプラークが付きにくくなります。
    PMTCで歯面をツルツルにしますので、しばらくの間は汚れがつきにくくなり健康な状態を維持できます。しかし、一定の期間を過ぎるとまた付着しやすくなるので定期的にPMTCを受けられることが最良です。(期間については、個人差がありますのでご相談ください。)
  6. 入れ歯にもPMTCは効果的です。
    入れ歯にもバイオフィルムは付いてしまいます。清掃が不十分だと歯ぐきの状態が悪化し、入れ歯も合わなくなってきます。入れ歯だから関係ないと思わずに、入れ歯も定期的に清掃しましょう!
デメリット

着色(お茶などによる着色やヤニなど)ではない歯の本来の変色は取り除くことはできません。
また、クリーニング後は歯ぐきに炎症(腫れ)があると、出血が起こる場合があります。
PMTCについては自費診療となります。

Q&A

クリーニング・PMTCでご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください!

PMTCはどのような人に必要ですか?
むし歯や歯周病の予防・再発防止に欠かすことができないのがバイオフィルムの除去です。幼児から高齢の方まで、今まで歯科治療を必要としなかった方から、多くの治療を受けられた方まで、すべての人に対してそれぞれの状況に合ったPMTCが必要です。
バイオフィルムができやすい人は?
歯ブラシがきちんと当る箇所はバイオフィルムができる前にとれていましますが、ブラッシングがうまくできない人、歯並びが悪く角度的に歯ブラシがうまく当らない人、歯周ポケットが深い人、矯正治療中の人、修復物の多い人などは、できやすい条件があるので注意が必要です。
バイオフィルムは自分で除去できませんか?
バイオフィルムの除去は、ご自身で行うブラッシングやフロッシング(糸ようじ)などのセルフケアが基本となります。しかし、セルフケアでバイオフィルムを100%取り除くことは大変難しく、磨きにくい部分にはどうしても取り残しが発生してしまいます。
PMTCは「プロの目」でこの磨き残しをチェックし「プロの手」で残ったバイオフィルムを除去します。つまり、みなさんのセルフケアを手助けし、健康維持増進をサポートするのです。
また、最近は通信販売などでいろいろなクリーニング・グッズを手に入れることができますが、天然歯とブリッジやクラウンなどの人工物では、使用する器材が異なります。器具や薬剤の適材適所の判断には、プロの知識が必要です。誤った使用はかえって健康を害してしまうことがあります。
PMTCは痛いですか?
痛みや不快感はありません。PMTCを受けた後は、口の中がさっぱりして爽快感も感じますので、美容院に通うのと同じような感覚で定期的に受診される方も増えています。
PMTCを行う間隔はどのくらいがいいのですか?
一般的には1~3ヵ月に1回と言われますが、患者さんの状態や症状によっても異なるので一概には決められません。例えば、治療でいろんな補綴物が入るほど口の中の環境も複雑になるのでセルフケアも難しくなります。また、高齢者で薬を多用している方は唾液の出も悪くなることが多いのでバイオフィルムが付きやすくなります。お気軽にご相談ください。

 

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