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2011年7月17日 神奈川横浜市鶴見区 35歳 女性
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1歳半の息子が先日1歳半健診で虫歯と診断されました。
上の前歯4本のうち3本が虫歯で、残り1本も虫歯の一歩手前とのことです。
急いで近所の歯科へ行ったところ、進行止めを塗りましょう、とのことだったので言われるがまま塗布してもらいましたが、黒くなってしまった歯にショックを受けています。
その歯科では進行止め以外選択肢が無かったのですが、1歳半でも治療をすることは可能でしょうか?
もし可能であるならば、進行止めを塗ってしまった後でも治療をしていただくことはできますか? |
こんにちは。あおばデンタルクリニック院長の鷲尾 英郎です。
ご相談のメールありがとうございます。
1歳半健診で、上の前歯4本のうち3本が虫歯で、残り1本も虫歯の一歩手前との診断だったのですね。
1歳半ですと治療への協力が得られませんので、進行止め(う蝕進行抑制剤)を塗布して経過観察とすることが多々あります。
しかし、お母様がおっしゃられるようにむし歯の部分は黒くなってしまいます。
ショックを受けられたお気持ちはよくわかりますが、進行止めを塗布しておいた方が、むし歯の進行抑制が期待できますので、処置としては賢明です。
進行止めを塗ってしまった後でも治療は可能ですが、1歳半で通常のむし歯処置(むし歯を削って詰める処置)を行うとすると、身体を抑制器具で抑えて治療を行うか、全身麻酔下での治療になってしまうかと思います。
進行止めの薬効が十分期待できる状態であれば、もう少し年齢が大きくなってからの治療でも良いかもしれません。
どうしても今の時点で治療とのことでしたら、鶴見大学歯学部付属病院・小児歯科でご相談されてみてはいかがでしょうか。
小児歯科専門ですから、きっと、お母様の心配に応えて下さることでしょう。
また何かありましたら遠慮なくご相談ください。
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