２０１０年６月２０日　神奈川県横浜市　２２歳　女性

こんにちは。あおばデンタルクリニック院長の鷲尾　英郎です。
　ご相談のメールありがとうございます。
　レントゲンを見ると、歯茎の中に左下と右上の親知らずが前向きに生えているのですね。
　実際にレントゲンやお口の中を拝見してみないとわかりませんが、抜歯の有無については親知らず自体の問題の有無、他歯への影響、親知らずの位置（低位、高位）等によってかわります。
　高位であれば、担当された先生のおっしゃるとうり奥歯を駄目にしてしまったり、接触面が虫歯になる可能性はあり、口腔内に多少でも露出しているようであればその可能性は高くなります。
　また低位で骨内に完全に埋もれているようであれば、その可能性は低くなりますがその限りではありません。
　痛くなってから取り掛かるのも、一つの方法かもしれませんが、痛みが出てつらい思いをしなければいけません。また痛みがある場合には抜くことができない場合もあります。
　痛みは生体の危険信号でもありますから、状態を悪くしてしまっているかもしれません。
　悪影響が予測できる場合には、現在、症状がなくても、抜いたほうが良いかと思います。
　何歳ぐらいになると抜くのが大変になりますかという御質問ですが、これは一概に何歳と言えません。
　歯根の完成の有無、形態、位置、骨の弾力、下顎管との位置関係等でかわります。
　年齢が低ければ低いほど、容易である可能性が高いかと思います。
　セカンドオピニオンとして、他の先生に診断して頂くのも一つの方法かと思います。
　また何かありましたら遠慮なくご相談ください。